部屋象の記憶

忘れたくねえよ

最近崩した積みゲー感想メモバンドル

Steamサマーセールで買ったゲームを崩し始めてから自分の中で積みゲーを崩す機運が生まれて、結果サマセで買ったゲームに限らず色々積みゲーをやった。感想のメモ書きをちょこちょこ書いてたけど中途半端だったのでミステリーバンドルみたいにいろいろ詰め合わせて供養する記事です。ウィンターセール前に整理できれば万々歳。

 

 

  

Fallout4

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厳密にはサマセ直前にやったゲームだが、申し訳程度にミステリーバンドルに一個は入ってるけどみんな持ってるからいらない大作枠のゲームが無かったので。

コロナ始まった頃はずっとFO4やっていた。なんで今更FO4かというと、おニュイさんのSkyrim動画を見てSkyrim始める→Skyrim終わったしFO4も殆ど同じシステムと聞いているからやってみるか…の流れ。なんだかんだDLCもやってしまい、外出自粛の暇を潰すには最適だったと言わざるを得ない。とはいえ、続けざまに似たようなゲームやったせいでオープンワールドとか大作はちょっとしばらくいいかな…という機運が生まれる。お気に入りコンパニオンはマクレディ。

 

 

Train Station Renovation

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いわゆるお掃除系ゲームで、Viscera Cleanup DetailとかHouse Flipperとかの駅を掃除するバージョン。使えるツールが多いので操作感はどちらかというとViscera~よりHouse Flipperに近い。

(いわゆるお掃除系ゲームと言われてピンとくる人にしか伝わらない説明)

アーリー時点でそこそこに遊べるしそこそこにステージ数もあるしそこそこの日本語訳がついていて(翻訳はヨーロッパ風の大きな駅に「巣鴨」ってついてたりして若干怪しかったが)かなり有望だったこの作品。正式リリース後は駅名の翻訳も改善され、ステージ数も倍くらいに増え、思う存分掃除ができるようになっている。最初から使えるツールが多く、ステージごとに固有のミッションがあったりゴミも分別の要素があったりこの手の作業ゲーにしては単調になりすぎないよう工夫されている。掃除の進行度やまだ掃除していない部分のハイライトなどの機能がうれしい。

強いて欠点をあげるならインテリアの種類が少ない。内装センスのない私が作ると、どのステージも似たような駅になってしまう。でも駅ってそもそもそういうものかもしれない。オマケ的に鉄道模型要素がある(自分は鉄道模型に明るくないので再現度が高いのか低いのかもよくわからないが)。

お掃除ゲーム好きとして、HouseFlipperの二匹目のドジョウを狙っていそうな作品群がいくつかリリースしたそうにこちらを見てSteamページ立ち上げているのは把握しているのだが、その中では手早く質のある作品を出してきたなと言う印象。アーリー時点でかなり整っていたのが良い。玉石混交の中からもう一個くらいこのくらいのクオリティーのゲームが出てくれると助かるんだけどなー。

 

(お掃除系ゲーム好きな人なら大体やってるやつ)

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DLCや無料追加コンテンツをめちゃめちゃ追加してくるやる気のある開発のお掃除系ゲーム)

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Need to Know

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日本語なし。

実にNSAっぽいけどNSAではないDepartment of Libertyの末端監視員として国民を監視したりするディストピア系ゲーム。監視社会・ディストピアという大きなテーマとゲーム性はOrwellと共通点あり。話の方向性はちょっと違う。Orwellが監視対象の反体制派?にスポットをあてているのに対して、こちらは監視組織側の主人公が成り上がるストーリーにだいぶ紙幅を割いている。

目指せ長官!なくせプライバシー!国民の個人情報もメール・チャット・Facebookの内容もTinderの履歴もGPSも検索履歴も買い物履歴も所有資産も銀行取引も逮捕歴もキーロガーもDNA診断も病歴も心理分析もぜーんぶ丸裸にするぞ!

 

結構面白かったけどテキストかなり読む系(しかも時間内に国民の情報を読んでこの人物は条件に該当するかどうかとか判定しなきゃいけない)なのに日本語ないので英語力カスとしては結構プレイに頭使った。

「日本語化してほしいけどすげえマイナーゲーっぽいし絶対日本語化しないだろうな」と個人的に思っていたOrwellが日本語化したのでこれもなんとかなんねーかなと思うけど、あんま知名度なさそうだし無理か…。あ、そういえばOrwellの続編も日本語来てないのか…。

 

(日本語化されている方のゲーム)

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(Orwellの続編。これもなんか続きそうな終わり方だったけど続き出てないな)

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Assemble with Care

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女修理屋として壊れたものを直す話。

なんかちょっと心が温まる(そしてちょっとほっこりする)ストーリーがある。予想していたよりボリュームがなかった。

ブログやnoteに書いてあったら「イイハナシダナー」となってスターつけたくはなりそうな話だけどゲームとしては日常系にしてもやや薄味に感じた。とはいえストーリーも大それたものを期待しなければ楽しめるし、大して頭使う必要ない修理パズルと合わせて疲れているときにやると癒し効果はあると思う。実際そういう趣旨のゲームだと思う。

パズルもかんたん。短いのですぐ崩せる。

積みゲーが多いので短くてかんたんですぐ崩せるのは評価+)

 

 

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日本語対応済。

ゲームの世界でならなんにでもなれる。そう、偉い人の板挟みになって署内政治をサバイブしつつ自身の出世のために点数稼ぎをする陰湿警察官にもなれる。

たぶん韓国の方が作ったゲームなので日本の法律とはちょっと違うし、ゲーム内の法律がどの程度現実の韓国法に則っているかはあまり調べていないのでわからない。が、条文や判例から構成要件を確認し調書内の事実を当てはめて捜査書類を作成するというゲームプレイは法律ゲームとしてなかなかいい感じだと思う。

同じ事件を「暴行罪」とするか「傷害罪」とするかとか、根拠となる事実は容疑者の「現場には全然行ったことないでーす」というめっちゃ怪しい供述から取るか容疑者にめちゃめちゃ偏見を持っている同僚の証言から取るか、あるいは客観的な証拠があるのか?とか作成する書類によって同じ事件でも選択肢によって複数の結末がある。

純粋に法律的に考えると○○罪起訴の意見書で問題ないように思えるけど、容疑者の名字が警察のおエライさんと一緒なんだよなあ?みたいな要素も入ってくる。

清く正しく善人プレイをしようとするとすぐに評価が下がりゲームオーバーになるので公正な法律解釈や正義、真実より保身を大事にすることになる。とはいえ強引な法解釈・事実の当てはめをしすぎるとその後の裁判で司法サイドと解釈が一致せず評価が下がりそれはそれでゲームオーバーになるのでバランスが大事という微妙な塩梅。

この開発はReplicaがちょっと自分にはよくわからない感じだったのでどうかな…と思ったがこれは面白かった。多分ストーリーがReplicaより具体的だったからだろうな。登場人物もスレたおっさん刑事とか、正義感強い若手とか、ちょっとテンプレ的であはあるけど生々しくていきいきしている。チュートリアル妖精的な立場のAIちゃんが全然中立じゃなくて露骨に誘導してくるのも好き。

Replica on Steam

バッドエンド含め一部のエンディングに実績があるが、一部のルートは結構見つけにくいと思う。(現時点ではプレイヤー人口の問題か日本語および英語の攻略情報が少ない)

 

 

The Pedestrian

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ピクトグラムになって看板の中でパズルする作品。一見2Dアクションにも見える画だが、アクション性はほぼなく、パズル全振り。

ビジュアルが独特で、板の中でパズルしてそれが外界とリンクしてて…というあたりはちょっとThe Witness感ある。特にラストステージあたりは。

(とはいえ頭Witnessな人がWitnessを期待するとかなりがっかりする程度なので、あくまでちょっと似てるという話)

だんだんパズル板と外界とのリンクが強まってきてここからWitness的な展開がもっと待ってるんだぁ…!と興奮してきた頃にすぐ終わった(The Witnessが大好きな人の感想)。あくまでWitnessを期待しちゃうと肩透かしを食らうだけで、パズルとしてはいろいろな趣向が楽しめてボリュームもそこそこあると思う。

ビジュアルの雰囲気もいい。一本道でパズルも「ちょっと考えさせるけど激ムズではない」くらいの難易度なので、そこまで頭を絞らずに解けるけど解けたとき気持ちいいライン。

クリアしたら全実績解除してたので多分そんな変な実績はない。

 

(感想中に頻出する筆者が大好きなゲーム)

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Not Tonight

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Pepers,Please系の書類チェックゲーム。

BrexitしたIf世界線のイギリス(※このゲームが発売された当時はまだギリギリBrexitしてはいなかったはず)でEU系という理由で市民権を失い、強制的にバウンサーの職につくことになった主人公…という話。

Steamストアページの言語対応表示では日本語にチェックが入っていないが、レビュー等にもある通り実際には(有志MODなどを入れなくても)日本語表示で遊ぶことができる。ユップの国境シフトの際禁止職業がチラシに表示されない気がするが、本編に関して翻訳面で気になるのはそのくらいで、Steam小規模ゲーム水準で言えばちゃんと訳す気がある方。ただし、DLC「One Love」に関しては日本語対応していないので注意。

Pepers,Pleaseとやることは似ているが、アルストツカが毎日入国ルールが変わる末法国家だったとはいえ主人公は入国審査官という公務員で勤務地は一定だったのに対し、こちらはアプリでシフトを入れるフリーのバウンサー(強制労働)。複数のクラブやフェス、ユップとかいうムカつく野郎からの国境警備の仕事などいくつかの勤務地を転々とすることになる。

あるクラブではゲストリストの名簿もチェックするルール、別のクラブではフランス国籍は入場禁止にするルール、さらにドレスコードのチェック、社会評価ポイントをチェック…など店により異なるルールが適用されるのであまり飽きない。もちろん、Pepers,Pleaseと同様章が進むごとに入場禁止規制は複雑化していく傾向はある。

また、室温すら保てない劣悪な住宅環境と過度の連勤(仕事を休むと社会評価が下がる)により減っていく健康度をシフト管理して維持するような要素もある。

ゲスト列と一般客、VIPなど複数の待機列を捌く要素や、なぜかひと目でわかる副作用(すげえ目立つチーズの帽子をかぶりたくなるとか)を抱えているが不思議と逮捕されていない薬物依存者を狙って薬物を売り小銭を稼ぐ要素(フェスが狙い目!)などPepers,Pleaseとの差別化は結構されているなと。

勤務地がクラブなので、クラブの音楽がうっすら漏れ聞こえてくる。単調な作業に音楽がのるとゾーンに入る感があって楽しい。

全実績解除はさほど難しくはないが、ゲーム自体のボリュームが結構あるので周回自体がちょっとめんどくさいと思う。

 

(書類チェック系ゲームといえばこちら)

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Cloudpunk

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謎日本語が浮かんでいるサイバーパンクな都市が見たい人向けのゲーム。

日本語対応済で会話などのテキストはちゃんと翻訳されている。背景の日本語は実際ニンジャスレイヤー感があり腹筋にくる。

ボクセル系のビジュアルでサイバーパンクな世界で荷物の配送をする。基本的にはお使いゲーでアクション要素はほぼない。会話がメインのノベルゲーと思ったほうがいい。サイバーパンクな世界観とシナリオ(少なくとも犬はいる、車だけど)が売りだが、ゲーム性がちょっと単調。

例えば、サイバーパンクっぽい食事(ヌードルとかドラッグとか)が色々用意されているけど、飲食をするメリットがそこまでない…みたいな、車はぶつかると傷つくので修理が必要だけど、実は最大までボコボコになっても壊れるわけじゃなくて遅くなるだけ…みたいな、そこに何かを詰められたのではと思う穴が多いというか。

アプデで一人称視点が追加されたらしい。

すげえ短いサブクエというか雑談程度の会話にも実績がついていたりアイテム収集系のミッションがあるので実績集めはちょっと面倒。

 

 

UNHEARD

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事件解決と英語リスニング学習がしたいときにおすすめのゲーム。ジャンルは推理。

現在中国語・英語版しかないので英語か中国語のどちらかはリスニングできないとプレイできない。なお、無料DLC第一弾「The Lethal Script(致命剧本)」は英語版があるが、有料DLC黑面观音」に関しては英語版すらなく今のところ中国語版しかない模様。ゲームの趣旨からどうしても、字幕ではなく声優による吹替翻訳が必要になるため翻訳のコストが高いのだろうか。

英語中国語ネイティブではないプレイヤーとしても、リーディングではなくリスニング一本で勝負しなくてはいけないのでそれなりに大変。とはいえ英語音声は聞き取りやすいし、わからなかったらシークバー戻して何度でも繰り返し聞けるので、英語で会話はできなくてもTOEICとかの経験が多少あれば大丈夫でしょう。

ゲーム性としては音に特化した「Tacoma」みたいな動けるリプレイと「オブラディン号の帰還」のキャラ名当て謎解きを合わせた感じ。プレイヤーは事件が起こる直前の音声を聞き事件を推理する。事件直前の10分とか、音声を聞くことができるシーン自体は変化しないのだけど、プレイヤーがマップのどこで音声を聞くかによって拾える音が変化する&登場人物がそれぞれ移動して合流・解散を繰り返しながら会話するので、繰り返し別のポジションで音声を聞く事によって同時に起きた別の出来事がわかっていき、登場人物の思惑や行動が徐々に明らかになっていく感じ。

チャプターごとに登場人物全員の名前を特定する+犯人は誰?最後に凶器を手にしたのは誰?的な2~3問のクイズに答える。回答は選択式かつ間違っていたら「名前当ては9人中5人正解!クイズは3問中2問正解!」と正答率を教えてくれるし、何度間違えてもペナルティがなく最悪総当りもできる親切設計なので、これ私が英語・中国語ネイティブじゃなくて実質リスニングテストになってるから多少難しさあるけど英語・中国語ネイティブには簡単すぎるのでは…という気がしないでもない。謎解きに理不尽さはなく、総当たりもできると書いたけど別に総当たりしなくても全員の名前をちゃんと推理できるようになっているえらいぞ。

全5チャプター。徐々に登場人物の人数が増えていって最終的には15人以上になる。人数が増えてくると全員の行動を追いかけるのも一苦労で、再生途中で追っていた人物が死ぬなどして無音になると「実質シークバー半分くらいしか再生しないで済んだ!ラッキー!」とちょっと得した気分になる。

微妙な要素としては、ゲーム内のメモが役に立たない。いわゆるニコ動形式の流れるコメントを入力できるがあまりうまく機能していない。コメント一覧がないので一覧性がなく、登場人物同士の関係性とか整理する意味でも手元にメモ帳置いて手書きでメモしたほうが早い別々の部屋にいる登場人物同士の通話など発言時間が重要になってくる会話はコメントしてタイミングを記録する意味があるが、これも手書きのメモにタイムスタンプ書いたほうがいい気もする。コメント機能使いすぎると別々の会話のメモが同時に流れてくるので使い込むほど意味不明になってくる。

エンディングはわかるようなわからんような感じだったが、どのチャプターも面白い謎解きだった。このゲーム面白いよ。

 

(このゲームよりボリュームは少ないがSFで素敵な3Dビジュアルもあるゲーム。謎解きクイズとかはないのでウォーキングシュミレーター的。このゲームも面白いよ)

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(人物当て&死因当て推理ゲーム。このゲームも面白いよ)

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まとめ

多分バンドルってこのくらいの作品数なのでこのくらいにしておきましょう。

なんか今感想がかけそうなゲームを選んだらゲームに偏りがあるな。

ディストピアバンドルって感じだ。

こういうゲームを好んでプレイしている人におすすめのゲームがあったら教えて下さい。