部屋象の記憶

忘れたくねえよ

ウォッチドックス・サイバーパンク・アサクリ(ゲーム感想バンドルその2)

最近プレイしたゲームの感想。今回は大作回。

 

前回のゲーム感想バンドル

axkotomum.hatenablog.com

 

 

ウォッチドックス レギオン

www.ubisoft.co.jp

 

終了時のオートセーブに結構な確率で失敗してゲームが止まるのが一番の難点(リリース直後にプレイしたので今は直っていることを祈る)。これがけっこう辛かったのでメインクエのみパパっとクリアし総プレイ時間40時間くらい。当然のようにゲームが落ちたりもするし、基本的なゲームプレイが怪しい。

固定主人公が廃止され、いわゆるモブ、一般人たちを操作する新システム。これ発売前の宣伝で聞いたときにまともに作れないのではと杞憂したが案外まともに作ってあった。人物のグラフィックのパターンこそあんまり多くない気がするけど、プロフィールのパターンは結構あるしちょっと面白い。それぞれ一日の行動スケジュールを持って行動していて生活感は感じられる。特に、あらゆるモブが他のモブと関係(友人、恋人、ライバル、兄弟など)を築いていて、関係者がデッドセックに助けられたり、攻撃されたりすると好感度が変動したり、殺人しまくると関係者から復讐されたりするシステムが、シリーズの「ゆるいステルス志向」が自然に演出できていてよいと思った。倒されても逮捕されたり入院するだけで、チームメンバーの復帰を早めるために弁護士や政治家、医者などが活躍できるのも面白い。

ただ、案外まともではあるものの、このシステムってキャラクター性がある固定主人公制より面白いのか?結局、誰を選んでも個性を感じられるのはプロフィールまでで、実際にクエスト進行中に喋る内容はわりと似たりよったりなので全員「性格:デッドセック」って感じられてしまうのがなー。

シナリオは良くも悪くも印象に残らず。Farcry4→Farcry5の時も思ったけど、やっぱり自分は主人公に個性があったほうが好みだなー。また、シリーズ作品との関連が薄く感じる。DLCで1のエイデン、2のレンチが登場するらしいのでそちらに期待。

細かいところでは、無限の主人公にボイスを供給する都合なのか、モブ主人公たちの声になにかボイチェンめいた技術が使われているらしいが正直不自然に感じる。

 戦闘・ステルス面では、2からの傾向だがドローンとラジコン無双。ラジコンだと特攻爆死の繰り返しでクリアしやすいし、もうちょっと生身で潜入する要素があったほうがステルス的には緊張感が出て好みかなーと思うけど、今作でドローン要素押し出してきたくらいだしウォッチドッグスはこういうシリーズなんだろうな。それはそれでどうなっていくのか楽しみではある。

敵組織の名前がアルビオンなんだけど、実在の化粧品会社と同名なのでなんかお肌きれいそうな組織だなと思えてしまって笑えた。

 

サイバーパンク2077

store.steampowered.com

ざっとサブクエとか収集を回収してプレイ時間は110時間ぐらい。

話題になってたバグは、ちょっとグラがバグったくらいであまり感じられなかった。ゲームも数えるほどしか落ちなかったし(ウォッチドッグス→これ→アサクリのUBIサンドでプレイしたので感覚麻痺の可能性はある)。持っててよかった2070ちゃん。

ウィッチャー3をプレイしたときに、無難に難易度ノーマルにしたら簡単すぎて霊薬など使わずゴリ押せてしまって戦闘を楽しみきれなかったのを思い出し、戦闘は簡単と予想し難易度ハード。コーポ出身にしたし…と思ってステ振りを知性と技術に全振り。紙耐久で撃ち合いはとてもできない体になったが、どうせ撃ち合ったところでクソエイムだしステルスゲーム好きだからむしろ好都合。難易度は予想通りかなり易しかった。Steamの実績取得率からするとステルス重視プレイしてる人は少なそうだが、かなり楽しい。かく乱と監視カメラとグラップル(いわゆるテイクダウン)があればだいたいなんとかなる。これもう近未来のウォッチドッグスだから楽しいに決まってるんだよな。

メインクエストとサブクエストをちょうどいい塩梅でプレイさせるためなのか、メインクエストはことあるごとに「明日また来てくれ」「作戦を立てたら呼ぶ」などいちいち待機時間がある。多分その間にサブクエやって時間つぶしてくれって趣旨だと思うのだが、どのクエストも時間をおくと言ってもゲーム内で一日くらいと短く、複数のメインクエが同時並行で進むので、結局「準備できたから来ていいわよ!」という連絡が渋滞していた。インターバルが短すぎるのかも。

ストーリーの面では、ウィッチャー3ほどには強く惹かれなかった。別に面白くなかったわけじゃないんだけど、パートナー?のジョニーがキャラ的にそんなに好みじゃないのと、自分がプレイしてきたゲームの中ではウィッチャー3のような暗めのファンタジーゲームは少なかったので目新しさがあったが、SF、対企業、対ギャング、ドラッグ、ハッキング…みたいな要素があるゲームは多めにプレイしてきたので色々と既視感があったからだと思う。

キャラの中ではタケムラが一番好き。エンディングでも、アラサカについていってもろくなことはないのは完全にわかり切っていたが、タケムラに義理を果たしたい一心でアラサカ(悪魔)ルートを選んでしまった。まあ予想通りろくな結末にはならなかったわけだが、そのあと他のエンディングも見てみたらどれもろくなことにならない感じだったのでまあ、私のVは悪魔エンドでタケムラと共に戦って(当然のようにタケムラ救出ルート)最後会いに来てもらったということでいいかな…とはなった。ほかのエンディングはエンドロールのタケムラが冷ややかなのが辛い。

 

 

アサシンクリード ヴァルハラ

ubisoft.co.jp

北欧神話とかはさすがに多少知ってるけどバイキングなんてBluetoothの人くらいしかしらないど…。と不安に思っていたんだけど、結構楽しめた。アサクリ的なストーリーが充実してたし主人公エイヴォルが好感持てるバイキングだったからかな。

オリジンズから続くアクション戦闘重視傾向に更に磨きがかかり、バイキング仲間と一緒に修道院を略奪したりもはやステルスって何?アサシンとは?という感じもある(実際エイヴォルはアサシンではなく協力者にすぎない)。こう書くとステルスゲームじゃなくなったかのような印象だが、ソーシャルステルスが復活していたり、過去作にあったステルス機能はたいてい存在している。忍ぼうと思えば結構忍べるにもかかわらずステルスの印象が薄いのは、ステルスするより仲間と襲撃したほうが安易に敵を倒せるし、クエスト中ステルスを強制される場面がかなり少ないから。最初から忍ばず正面突破してもわりと何とかなるならわざわざ忍ぶ必要性なくね?とはなっちゃうよなー。そんなこと言ってますが、自分はステルス好きだからできるだけステルスするけど、下手なのでバレたらわーってなるいつもと変わらないスタイルでプレイしていました。

昔の作品にあった要素が復活しているのはソーシャルステルスだけではなく、ゲームシステムではオリジンズーオデッセイから続くアクション要素や結社の壊滅、徘徊する強敵、各地に陣取るボス敵の要素もしっかり引き継ぎつつ過去作にあった地区ごとのミッション、居住地の発展みたいな過去作の要素てんこ盛り。ランダム武器みたいないらねえ要素はちゃんと廃止している。えらい!ひょっとして良ゲーなのかな?

シナリオはさらに過去作の要素てんこ盛りで、オリジンズとのつながり、現代編レイラ、2で見たアニムスパズルで先駆者時代の意味深映像が見れるやつ、レベッカとショーン!最近ご無沙汰だったレベッカとショーンじゃないか!!アレシアが出てくるのは予想できたけどジュノー!?(アレシアがジュノーっぽい役回りするようになったし勝手にジュノーまわりの話はもう触れない方針なのかと思ってた)デズモンドの声じゃん!そのために序盤に後付けの音声ログを聞かせてプレイヤーにデズモンドの声優を思い出させておく必要があったのか~!(音声ログ聞くまでデズモンドの声優が誰だったか忘れてた人)ヴィンランドの話も後付けだけど良かったしマジで過去作の要素盛り沢山だな!結局超クリフハンガーだけど激アツだからOKです!スコール!…でもこれってアサクリ1~3とオリジンズ・オデッセイをプレイしてない人からしたら現代編は完全に意味不明じゃね…まあそれはいつもか!

あまりに過去作ネタがあるので何か見逃していそう。イングランド舞台だしシンジゲート関連で何かあるかと思ったんだけど見逃したかも。あと、アニムス異常現象を全部回収する前にホルダフィルケ以降進めちゃったのがちょっと心残り。

ミニゲームではオーログが好き。結局神の恩寵ゲーではあるがAIもいろんな戦法取ってきて面白い。積み石は、最初はだいぶダルいゲーム挟んで来たなと思ったが、やってくうちに上達して石を余らせてクリアできるようになり結構面白いじゃんと思い始めた矢先、グロチェスターで常軌を逸した難易度の積み石に出会いまた嫌いになった。でもクリア出来たら達成感がある。

バグが多い。1.1.1だかのアプデ後にプレイしたので話題になっていた流血表現や進行不能バグなどいくつかのバグは修正後のはずだがそれでも多かった。

  • NPCに追従するクエストでNPCが動かなくなることが多い
  • BGMが止まらない
  • ロード中たまに狂信者討伐SEが鳴る(怖い音なので誤動作とわかる前はホラー演出だと思ってめちゃめちゃ怯えていた)
  • 馬が一定の方向にしか進まなくなる
  • 船上での釣りの挙動がおかしく、魚を自分の位置まで引っ張ってきても釣れた判定にならず無限に後方へ引き続けることになる(こんなバグがあるにもかかわらず沖でしか釣れない魚がいる)
  • ロケーションイベントを開始するオブジェクトや人物にインタラクトできない(コンプ実績があるのに~!ひどい~!)
  • 低ランクの結社を討伐していないのでまだフラグが立っていないはずなのに高位の結社が討伐できるようになっている
  • クリアしたのに宝の地図が消えない無限宝の地図
  • 処理落ちがひどい時がある(特に見る角度によって構造物が変わる巨人の魔法がらみでヨトゥンヘイムが重い気がする)
  • 結構な、結構な頻度でゲームが落ちる
  • 70時間ぐらいプレイしたところでロードしようとしたら「あれれ~?セーブデータが読み込めないよ~><(大嘘)」と言い出す(こわい)

あたりは実際に経験した。……まあ120時間もプレイしたらこのくらいはあるかー。あるか?まあ面白かったので今回は許すけどやべーよな。タトゥー屋が途中から一切仕事しなくなるとかもあったな。タトゥー屋だからおしゃれを楽しめないだけで済むけどこれが鍛冶屋だったら終わってる。こういうギリ致命的じゃないバグがいっぱいある。致命的な進行不能バグもあったらしい。大丈夫か?

こういうすごくいいところもあるけどすごく難ありなゲームやってる時って「うおおおお最高!神ゲーか?」「はいクソゲー」のループで感情が乱高下するから、いいところしかないゲームやってる時よりテンションおかしくなるな(いいところしかないゲームより面白いわけではない)。ゲームってよくできててもよくできてなくても楽しいからすごいね。

 

 

 

大作を連続で崩したので、次のゲーム感想は小規模なゲームばっかになりそうな予感。